思い出に変わる時・・・・
ヤバイ =3


「藤井さん・・・もう待ってないで・・・ 」


私は力いっぱい藤井に伝えた。


「菜緒・・・藤井と付き合ったりしないよね? 」


「・・・・・米さんの方が祐よりよっぽど優しいね・・・・」


私は泣きながら笑いながら米さんに言った。


「俺はダメだよ~ 涼子一筋だから 藤田の友達として…」


「米さん…そんなに言わなくても大丈夫だから! 」


「藤井の事どうにかできるの? 」


「分からないけど…本気でウザイ。 」


「相手にすんなよ! 」


「…うん 」


家について、私は部屋にひきこもった。


好きな人の温もり知ってしまった私にとって、


祐と今離れるという事は体温がなくなってしまったも同然…


体温がなくなったら死んでるか…


でも、そんな感じ…


何も欲しくない…何も食べたくない…誰とも会いたくない…誰とも話したくない…


無関心、無感動。


藤田の事を心の中でフリーズさせてから、私の中のすべてが一緒にフリーズされてしまった。


私は結局2日間休んだ。


フリーズ3日目…


仕方なく学校に行った。


前は、どうやったら藤田に会える


そう思ってたのに今は会いたくない


まだ普通に話せないから…


なのに…


朝一で藤田と出会ってしまった


神様は意地悪なんでしょうか…



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