思い出に変わる時・・・・
「…。」


「…ゴメン、とにかく今は職員室に行かなきゃいけないし放して=3 」


祐が教室から出て来たのが横目で見えた。


ヤバいって…


私は藤井を降り払って職員室に逃げ込んだ。


先生のお話しは10分そこそこで終わった。


「菜緒! 」


職員室を出たら私を呼ぶ大きな声


声の方を振り向いたら、


藤井の教室の窓から祐が手を振っていた。


「そこで待ってろ! 」


『why??? 』


『っていうか何であそこに祐がいるの?! 』


何が起こっているのかも分からないまま、


待ってろと言われたので職員室の前で立っていた。


5分後…


祐が私の方に走って来て、


もう大丈夫だから…


『何が? 』


私は分からないまま久しぶりに近くで見る祐の顔をマジマジと見てしまった。


「もう藤井がお前に付きまとう事はないから…」


『米さんだ!! 』


「俺は別れた覚えないんだけど=3 」


「…。」


「お前は俺と別れたの? 」


「…。」


結局何の答えもないままチャイムの音に紛れて教室に戻った。


『何であんな事言えるんだろう…そんなに器用に付き合える?! 』


『藤井とどんな話ししたんだろう。。。 』


5、6時間目は、ずっーとずっーと頭の中は同じ事ばかり


帰る時間…



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