思い出に変わる時・・・・
「え~っ?!」


「食べていいよ~」


あまりに普通に渡されたから、とっさに手を出したものの…


『何で~~~?!』


私は恥ずかしくて顔から火が出そうになった。


食べたら間接kissになる!


食べなければ手はベトベト・・・


でも食べたら・・・・


私は渡されたアイスを持ったままフリーズしてしまっていた。


「菜緒さん溶けてる=3」


後輩の声に思わずアイスに口をつけた。


誰も気づいてない?!


「よかったぁ~」


私は気にされていないなら・・・と


アイスの半分を食べていた。


バクッ=3


突然戻って来た藤田が、私の持ってるアイスにかぶりついた。


私は自分の目の前で何が起こっているのやら・・・


アイスの棒を呆然と握っていた。


フリーズ2回目。


この人は・・・・


私はあまりの自由っぷりに追いつけなかった。


「お前らラブラブ過ぎ~」


1人の先輩が言い出した。


「アイス買いに行って何してたの?!」


私が一番避けたいトーク・・・


買いに行かせといてそれはないでしょう・・・


その時・・・


「俺ら付き合うわ!!!」



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