思い出に変わる時・・・・
やっぱり大好き・・・・。


ガチャ=3


戻って来た祐は、そ知らん顔で私の横に座った。


『や~め~て~!!! 』


祐の思わせぶり なのか、何の気もないのか・・・・


そんな態度に私は天国と地獄をさまよう


「お前さ~小さくなったな~」


「 祐が大きくなったんだと思うけど・・・・」


「何cmになったの? 」


「184cm」



「1年で6cmも伸びたの?!  デカイ=3 」


背が高くなったからか、制服が違うからか前とは違って大人びて見える。



「祐はさ・・・・大人っぽくなったね♡ 」


「・・・・・? 」


少し笑いながら私の顔を覗き込む。


「背が伸びたから ?」


「ううん・・・そういうんじゃなくて・・・・」


自分だけが子供のようで、寂しくなった。



ポン =3


横に座る私を肘でつっついてきた。


「 何? 」


「変なの・・・・・」


少しうつむき加減の私につぶやいた。


「 何で・・・?」


「お前・・・俺に笑ってくれなくなったよな・・・・」


『変なの・・・・はそういう意味なんだ 』


実際には笑わなくなったのではなくて、笑えなくなったのかもしれない・・・・



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