俺様王子とツンデレ王子
「実莉、宿題やった?」

涼が首をかしげた。

・・・
「宿題?そんなのあったっけ?」
「ねーよ、涼何言ってんだ?」


すると涼はため息をついた。


「数学の宿題。
今日の授業までにやるやつ」


浅い記憶をたどると
そんなこともあったような・・・



「やってないや・・・」
「俺も」


あたし数学苦手だよ~。

絶対終わらない。



「着いたら見せるから
やりな」
「うんっ!!」

「俺にも見せろ」
「やだ」

「は!?」
「健に貸すとろくなことに
ならない」
「頼むって!!」


こんな馬鹿をしながら高校に到着。
< 5 / 36 >

この作品をシェア

pagetop