夢想遊戯‐王子達は依存スル‐



『じゃあ行こっか。』


白王子…じゃなかった、ラインが私に手を差し延べてくる


「いや、あの。」


この手をとっていいものか…


恥かしいし、周りの女子が怖い


『何、どうかしたの?』


「いや、遠慮するわ。」


『ダーメ。』


ラインはそう言って、半ば無理矢理私の手を引いた


その後ろをクロドが歩いてついてくる


私たちは、女子の塊を後にして真っ白な巨大な【特別クラス】のある建物に向かった





< 10 / 31 >

この作品をシェア

pagetop