彼 岸 花



菜草に触られていた手を俺はどけた。


「・・・先生?」


俯く俺に話しかける知里。




頭が痛い・・・。


イラつく。




「せんせ・・・。」




そう言って、俺に知里が触れようとした瞬間、


「触るなっ!!!!」


俺はその手を拒み、叫んだ。



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