彼 岸 花



学校。


この村にあう木造校舎の学校であった。



「また、先生といっぱい遊べるねっ。」


少し赤く染まる頬を見ながら俺に笑いかける知里に、もう心は動かない。


知里は俺の手をひき、歩きはじめる。



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