青春コンチェルト〜友情の協奏曲〜
楽しみなオーバチュア
私は高校に入学した。
高校は本当に楽しいのかな…。
中学はあっけなく終わってしまい、何も残らなかったから、高校でもそうなるんじゃないかと少し不安だ。
…いや、中学をあっけなく終えることが出来て嬉しかった、というべきかもしれない。
本当にいい思い出がない。
私に残ったものは、
数人の友達と、
苦い思い出だけだった…
そんな暗い気持ちのまま、見たこともない顔が並ぶ新しい教室へ入っていった…。