悪魔との契約
学校までは徒歩で20分



そう遠くない



落ち着きがない私は周りをキョロキョロと見渡した



しかし周りを見渡しても、学生はいなかった



それもそうだ




私は初日だからゆっくりできるけど、みんなはいつも通り登校だもの




「舞子。友達たくさん出来るといいわね」



お母さんは落ち着きのない私をみて、心配してくれたのかやさしく声をかけてくれた




「う...うん」




きっとお母さんは知らない




私がひとりぼっちだったこと



私がいままで友達が一人もいなかったことを知ったらどう思うだろう?




不安がすこしづつつのっていく



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