悪魔との契約
歩くこと15分



意外と早く学校についた




「わぁ....綺麗な学校...」





なんだか見た目がお城みたいな学校でびっくりした




お母さんも驚いているようだ



「やだっ!こんな立派な学校だと思ってなかったわ!舞子!挨拶の練習しなさい!!!ほらっ、お母さんにむかって言ってみなさい!」



「えっ!えーっと、こんにちは?」



「ち、違うでしょ!こんな大きな学校だから丁寧な挨拶をしなきゃダメに決まってるわ!ここは......よ。わかった!?」




お母さんはわたふたしながら私に挨拶を教えた



「こ....こんな挨拶で大丈夫なの?」




「大丈夫!これくらいしとかないときっとクラスで浮いちゃうわよ」




「っ!クラスで....浮いちゃう.....」



私の心にグサリと突き刺さった言葉



不安が最高潮にたっした時だった



「おやぁ?君は....花園舞子さんかな?」



「えっ!?あっ....」



校門のおくのほうで、すこしふとりぎみなメガネをかけたおじさんがニコッとして私に近付いてきた


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