ずっとずっと大好き
5分経った。
シュウは戻って来ない。
何話してるんだろう?
遊園地でのこと?
もし、リュウタさんが話しちゃったら、シュウはどう思うかな?
アタシのこと嫌いになっちゃうのかな?
もう.....話せなくなるのかな?
そんなの、ヤダ。
起き上がって涙を拭いた。
怜香チャンのことちゃんと聞いて、ホントだったら応援してあげるんだ。
んで、出来るかどうかはわかんないけど、
あきらめる―――――。
シュウが入ってきて、目が合った。
一瞬驚いて、すぐ真顔に戻るとアタシにケータイを渡した。
「あとでリュウタさんが掛け直すってさ。
......俺、帰るわ」
「待って!」
心臓が爆発しそう。
でも、言わなきゃ。
じゃないと進めない。
「....怜香チャンのこと好きなの?」