ずっとずっと大好き
シュウは目を合わせようとしない。
「......ホントだったんだ.....」
小さく何かつぶやいて、話し出した。
「.....好きだよ。中1のときから、ずっと」
「そ、そーだったんだ~! .....聞いたことなかったよね」
「あぁ、そうだな」
本当....だったんだ.....。
ヤバイ、泣きそう。
俯くとマジで涙が出そうになる。
「お前さ、竜太さんと付き合うの?」
「へっ!?」
顔を上げたアタシに、シュウはムリしてニヤケ顔を作った。
「そ、そんなわけっ.....!!」
「無い?ウソー!?付き合っちゃえよー」
「ヒドーイ!無いってば!!」
いつもどおりに喋れてることに嬉しがる自分と、シュウの言葉にショックを受けてる自分がいる。
どちらかというと、嬉しい方が多い。
「じゃあ、またな」
なんて、気楽に別れられてよかった。
泣かずに済んでよかった。
このまま、友達でいられるんだよね......?