ずっとずっと大好き
「よぉ!」
「.....」
「あ、寝てるままでいいから」
そんなの、良くないよね?
起き上がって手ぐしで髪を直すと、リュウタさんと目が合った。
リュウタさんは二カッと笑って
「なんとなく、マキは起きると思った」
って言った。
照れくさくて下を向いたら、思わず笑っちゃった。
.....シュウのときは泣きそうだったのに。
「座っていい?」
「どうぞ」
あぐらで座るリュウタさんの前に、アタシは正座で座った。
「.....別に崩して座っても気にしないぜ?」
「あ、ダイジョブです」
「そっか」
しばらくの沈黙。
どうしてきたんだろ? なんて考え始めたとき、リュウタさんが口を開いた。