濃厚なこの愛を…
さっきは突然の事に、驚きと怒りに任せて店長に八つ当たり気味で辞めるなんて言ったけど…22歳にもなってこんな辞め方って…


「非常識…」


「え?何が?」



リビングでうなだれながら、ポツリと呟いた言葉に母は不思議そうにアタシの顔を見た。



「いや、なんでもない」



コンビニの仕事に就いて一ヶ月も経ってないのに、辞めたなんて言えない。また心配掛ける事は出来ない。



ユウジの時みたいに…
< 20 / 51 >

この作品をシェア

pagetop