‡お嬢様と婚約者‡ (休止中)



あれ?反応が冷たい…しかも怖いオーラが…



「意味分かんねぇんだけど!?俺、あんたもこの家も全く知らないんだけど…なんかの間違いじゃねーの?!」


人違い?!そんなハズは…



「…でも貴方は1989年8月20日18時32分生まれの1年前はこんな感じだった、錐生郁人様でしょう?」



私は肌身離さず持っていた写真を見せた。



「はぁっ!?なんだコレッ!?ちょっ…俺!!?」



「あっ、やっぱりっ☆」



「そうと分かればちゃんと説明させてもらいます。それも妻の務めっまずは当家のしきたりからっ!!」



「しきたりっ!?今時っ!?」


「西園寺家慣習第158条《婚姻》西園寺家に生まれし者は18歳の誕生日に同年同月同日同時刻に生まれし異性と婚姻すべし!!尚、婚姻の一ヶ月前迄当人同士は出逢うべからず。」



「私の場合、貴方と同じ1989年8月20日18時32分に生まれました。従って、私達は結婚する運命なのです☆」


.
< 3 / 9 >

この作品をシェア

pagetop