‡お嬢様と婚約者‡ (休止中)
「あのさ…「ああっ!しきたりのことならお気になさらずっ!!私の父も一般人ですからっ!!両親もこのしきたりで結婚しましたので。」いや…そーでなくて…」
「両親はとても仲がよくって…私ずっと憧れてたの。だからしきたり嫌だなんて思ったことはない…」
ずっとずっと夢見てた…
私を生涯かけて愛し慈しみ、護りぬく人…
「私達は同じ時刻に生まれて同じ時間を生きるの…」
「そして私達は出逢ったのよ!!さぁ郁人様、二人で幸せになると誓ってっ!!」
「あぁ!!?」
「ひぃっ!!」
「ふざけんなよ…いきなり連れ去って結婚?…あんた頭おかしーんじゃね?」
「い…郁人様……?」
聞き間違い?郁人様がこんな言葉…
「大体、誕生日が同じってだけで結婚とかかなり引くし。その上運命?夢見んのもたいがいにしろよ……」
「結婚なんてするわけねーだろ!!」
パリーン
私の中で何かがコワレタ。
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