white canvas
yellow
夕希。彼女が転入してきて、2週間がたとうとしていた。私は、夕希のおかげで毎日のように笑えるようになっていた。そして、何よりも学校に来ることが楽しいと感じることができたのである。

「夕希、おはよッ。」

最近では、自分から声をかけることも増えてきた。

「おはよ~!」

「今日の、国語森山じゃんっ?嫌だね~」

「うそ~!?嫌だ~」

「さぼろうかな~」

「じゃぁ、私も」

とか、言って最近は授業数がギリギリ足りる程度の授業しか出ていない。授業何か、受けずにずっと夕希と喋っていたかったから。1日中話していても、夕希とは話がつかないだろうなって、思う。

結局国語の授業をさぼることになった、私たちは秘密の隠れ家へ移動した。なんだか、小学生見たいに小屋を作って、遊んだりした。小屋には、壁から屋根までちゃんとある。まぁ、完成には1週間と休みの日も学校へ来て作ったんだけど。

「やっぱり、ここが落ち着くね~」

と、夕希は家から持ってきた毛布などで作った、ソファーに腰をかけて寝そべっている。私も家から持ってきた、小さな椅子に腰をかけた。

「ずっと、ここにいたいね~」

なんて、言ったりして。

いろいろと、寛いでいると夕希の携帯の着信音が鳴った。

~~~~~

「あ、メールだ」

と、言って私とは全く違うデコられていないシンプルな携帯を開いた。そして、読み終わって、返事を打っていた。

「誰から?」

「ん?」

と、夕希は少し笑いながら

「ダーリン」



< 9 / 16 >

この作品をシェア

pagetop