レモン
庭に咲く綺麗な青色の紫陽花に雨が当たった。
「もう梅雨入りですかね・・・?」
ぼそっと呟いた。
「あと一週間だな。現役の頃はピタっと当てていたもんだよ。」
外を見て少し得意げに言った。
「お父さんはバイクに乗った事ありますか??」
「いや、ないんだよ。怖くてね。」
「私も初めは怖かったです。
でも俊司君の後ろは世界一安全ですよ。
一度乗ってみて下さい。
俊司の世界を見てあげて下さい。
俊司は私にいくつもの新しい世界を見せてくれましたから・・・。」
「あぁ、いつか見てみたいね。」
その日は2人、居間で寝てしまった。
朝になりお母さんにたたき起こされるまで・・・。
「もう梅雨入りですかね・・・?」
ぼそっと呟いた。
「あと一週間だな。現役の頃はピタっと当てていたもんだよ。」
外を見て少し得意げに言った。
「お父さんはバイクに乗った事ありますか??」
「いや、ないんだよ。怖くてね。」
「私も初めは怖かったです。
でも俊司君の後ろは世界一安全ですよ。
一度乗ってみて下さい。
俊司の世界を見てあげて下さい。
俊司は私にいくつもの新しい世界を見せてくれましたから・・・。」
「あぁ、いつか見てみたいね。」
その日は2人、居間で寝てしまった。
朝になりお母さんにたたき起こされるまで・・・。