レモン
昼休憩になり、眠気がピークに達した。



倒れるように私は机の上に顔を伏せた。




そして、ある夢を見る。

とても嫌なあの夢を・・・。



私はあのバスに乗り、
いつもの席に腰を下ろすと、走り出した。

この角を曲がれば俊司の待つ場所まですぐだ!!
って所でバスがすごい音を出して横転した。

目の前が真っ暗になった・・・・・。




前に見た夢と同じで怖くなって起きた。


なんか嫌な感じがして、俊司の声が聞きたくなり、
ためらわずに電話をしたけれどやっぱり出なかった。



その日、俊司から連絡はなかった。




不安だったけれど、明日になれば・・・





そう思ってその日は眠りについた・・・・・。
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