レモン

Waiting senility.....


7月5日。

1週間ぶりに俊司に会える日だった。


家を出る時間が近づいているとゆうのに、
私はまだベットの中で寝ていた。

昨日気づかないうちに寝てしまっていて、
目覚ましも何も用意していなかったのだ。



この日も昨日と同じで俊司の電話で目が覚めた。


「俊司ごめん・・・今起きた。
すぐ用意して家出るから少し遅れるけど待ってて。」


電話を片手に着替えを始めようとしていたら、


「嫌、良いよ・・・来なくて。」


俊司の言葉に手が止まる。


「ちょっ・・・何言ってんの??」

「だから、俺が行くから来なくて良いって事。」


今度は全身が固まってしまった。


「嘘でしょ・・・??」


俊司からは考えられない言葉に疑ってしまった。


「嘘じゃねぇーよ。
遅くても昼には着くからちゃんと用意しとけよ。」


それでもまだ信じられなかった。


「何で??だって、昨日は・・・」


全部を言う前に俊司が入ってきた。




「迎えに来て欲しいって言っただろ・・・。」




少し照れたように俊司が笑った・・・・・。
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