レモン
私の家から少し行った所に、
グレーの建物の大きな映画館がある。
中に入ると平日の為か人はまばらだった。
私達は受付の列に並び、
俊司とたわいもない会話をしていた。
そして順番が来たので私はチケットを2枚と言ったが、
受付のお姉さんは戸惑いながら、
不思議そうな顔をしてチケットを手渡してくれた。
今の起きた事に対して(何だろうね。)
とゆうような顔を見合わせて席に向かった。
少し小さめのスクリーンがあるその会場には、
結構な人が入っており、
私達の入った後からも来る人が何人かいた。
少し早めに席に着いた2人はしばらく話をしていたが、
その途中で俊司がトイレに行くと言って席を立った。
その時1組のカップルが中に入って来て、
私達の座っている席の列に歩いてきた。
席を立った俊司とそのカップルは列の中で行き違いになり、
少し窮屈そうになっていたが無事通り過ぎる事ができた。
俊司はそのまま会場から出て行った。
それを見届けた私が前を向きなおそうと動いた時、
こちらにむかっていたカップルの1人が、
たった今俊司が立った席に座ろうとしたのだった。
グレーの建物の大きな映画館がある。
中に入ると平日の為か人はまばらだった。
私達は受付の列に並び、
俊司とたわいもない会話をしていた。
そして順番が来たので私はチケットを2枚と言ったが、
受付のお姉さんは戸惑いながら、
不思議そうな顔をしてチケットを手渡してくれた。
今の起きた事に対して(何だろうね。)
とゆうような顔を見合わせて席に向かった。
少し小さめのスクリーンがあるその会場には、
結構な人が入っており、
私達の入った後からも来る人が何人かいた。
少し早めに席に着いた2人はしばらく話をしていたが、
その途中で俊司がトイレに行くと言って席を立った。
その時1組のカップルが中に入って来て、
私達の座っている席の列に歩いてきた。
席を立った俊司とそのカップルは列の中で行き違いになり、
少し窮屈そうになっていたが無事通り過ぎる事ができた。
俊司はそのまま会場から出て行った。
それを見届けた私が前を向きなおそうと動いた時、
こちらにむかっていたカップルの1人が、
たった今俊司が立った席に座ろうとしたのだった。