レモン

テーブルに置かれた指輪を見ながら、
私は今日、プロポーズされそれを貰った事を話した。


初めは誰も信じていない事に気づいたが、
皆が見ているこの指輪が真実を伝えてくれた。


するとお父さんがまた何かを取り出し見せてくれた。

それはほとんどが燃えてしまって、
本当に一欠けらだけだった。

何かの紙だとゆう事が分かるくらいで、
なんの紙なのかは分からなかった。


私は手にとって近くで見てみた。

するとわずかに残った場所から、
『婚届け』と読む事が出来た。

それと、俊司の文字らしいのが見えた。


「これ、結婚届けじゃない・・・?」


後ろから一緒に見ていた健が言った。


「しかも、俊司さんのサイン済み・・・。」


お姉さんが私の手からそれを取り見た。



お父さん・お母さんに渡り、
また私に戻って来た紙を良く見た。




健の言った通りだと誰もが思った・・・。

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