5人の王子様?!
「杏。」



そう言われて振り向くと




遊君がいた。




そして私をお姫様だっこしてみんなの所に行った。




「ちょっ、おろして…」




「だまってろ。」





「どうしたの?」


百合が不思議そうに聞いた。





「こいつケガしてっから保健室連れて行ってくる。」




「わかった♪杏、気づいてあげられなくてごめんね?」





「全然!」



そのまま遊君は私をお姫様だっこしてままで保健室まで歩いた。
< 97 / 173 >

この作品をシェア

pagetop