5人の王子と1人の少女



意識して動けないじゃん!


私が大人しくなると抱き締める力が強くなった。


私の体と木葉柊の体がさらに密着する。


『離してよ』


「やーだ」


…。
なんだこの男!
ホントに男か?


可愛い顔して言わないでよ…


「んじゃ。
もっかい寝っから。
後で起こして」


そう言うと、木葉柊は長い睫毛を伏せた。



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