5人の王子と1人の少女



恐ろしくて顔をあげられない。


「条件は…」







しばらくの沈黙。


「俺のこと柊って呼べ」



『「は?」』



「だから俺のこと下の名前で呼べって言ってんの」


「圭司とか雪斗のことは下の名前で呼べるのに俺はフルネだろ?」


まるでおもちゃを買ってもらえなくて拗ねてる子供みたいだった。



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