5人の王子と1人の少女



「俺さ、
莉緒ちゃんのこと好きみたい」


それは
いきなりだった。


『え!私?』


「そう。
莉緒ちゃん。
俺、結構アピールしてたんだけどなあ…」


分かんなかった?


そう言って苦笑いされた。

思い出してみても、
雪斗は違う女の子といる記憶しかない。


う〜んと唸っていると


「まあいいや♪
考えといて」



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