5人の王子と1人の少女



誰にも言えなかった思い。
1人で考えているよりもすっきりと落ち着く。


『でもね、
雪斗の仕草にドキッとしちゃうことがあるの。
これって好きってことなのかな?』


龍真は顎に手を当てて考え込んだ。


「うーん…
莉緒ちゃんの心の中は俺には分からん。
でもな、ドキッとするっていうのは相手が男だからと違うか?」


『男?』


「そうや。
俺も好きじゃない女の子にドキッとすることあるで?
それに、莉緒ちゃん好きな奴おるやろ?」



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