5人の王子と1人の少女



強引に部屋に入れたもののさっきのことを思い出しちゃうわけで。

『飲み物いれるから適当に座ってて』


そう言って逃げるようにキッチンに向かった。

『何がいいー?』

「あー、
んじゃコーヒー」


柊はカーペットの上にドカッと座ると部屋の中を見ていた。


『あんまじろじろ見ないでよ!』

「なあ、
ここに蓮来ただろ?」


『な、なんで?』


「ん?
アイツの香水の匂いする。
お前、蓮になんかされたんじゃないのか?」


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