5人の王子と1人の少女



「へえ。
羨ましいです。
私なんか1度も喋ったことがないんです。
雪斗様は明るいお方だから1度でいいから話してみたいなあ」


瑠奈ちゃん可愛い…
女の子って顔してるなあ。


『瑠奈ちゃんって雪斗のこと好きなの?』


「えっ……
…………はい。
そうなんです」


そう言って恥ずかしそうに笑う瑠奈ちゃんは本当に可愛かった。


「「ピーンポーンパーンポーン
2年B組の羽山莉緒さん。
至急職員室まで来て下さい。」」


えーっっ
なんもしてなくない!?
うわー
やだなあ…


『ごめん瑠奈ちゃん。
行ってくるね』


「分かりました。
どうしたんでしょうね…
いってらっしゃい」


タッタッタッタッ



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