5人の王子と1人の少女
-第二章-
行事
私がこの学校に入学して1ヶ月がたった。
ちょっとずつ暑くなりつつある5月の天気。
今は大広間で集会中だ。
その話しの内容は「遠足」という名の贅沢について。
生徒会がステージの上に立ち説明をする。
相変わらず双眼鏡で覗いていたり、名前のかかれたうちわを振っていたり…
まるでどっかのコンサートみたい。
そんな状況なのに平然と喋り続ける木葉柊や高藤圭司はすごい。
普通なら緊張で心臓破裂するよ!?