5人の王子と1人の少女



次の日。


俺が学校に着くと隆也と夕陽が何事もなかったように話かけて来た。


俺は2人を無視して教室に入る。
そこでまた、信じられないことを聞く。


「なあ、西城。
ちょっといいか?」


俺を呼び出したのはクラスメイトの北村。


「あ?
なんだよ」


そう問い掛ければ返ってきた言葉は。


「言いづらいんだけど俺、滝本がこの前隣のクラスの奴とラブホからでてきたとこ見ちったんだよ。
それにソイツだけじゃなくていろんな奴とやってるらしい」


はあ?
どういうことだよ…


俺とは会わないで他の奴と…?


許せねえ…


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