5人の王子と1人の少女



俺は教室に入り、夕陽の腕を掴むと誰もいない校舎裏まで連れてきた。


「ちょっ…痛いっ!
離してよ!」


そういわれて腕を離すと赤く指の後が付いた白い腕。


でも今はそれどころじゃない。


「おい。
俺の親友の隆也とラブホに行ったみたいだなあ。
それに隣のクラスの奴等とも。
どういうことだよ!
なあ!?」


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