5人の王子と1人の少女
私は、
隣で震えている西城蓮を抱き締めた。
心が不安定で、
消えてしまいそうだったから。
誰にも言えず、女を信じれず。
本当に辛かっただろう。
一緒になってないた。
そして
声が枯れるくらい泣いた後。
「いきなり、ごめんな?」
申し訳なさそうに呟いた西城蓮。
『ううん…
大丈夫。
私は西城蓮のこと知れて嬉しかったよ。
それに辛い過去を話してもらえたのも。
過去に捕われないで新しい自分になろ?」