5人の王子と1人の少女



アイス屋さんは今流行りらしく行列だった。


「うわっ…
どうする?並ぶか?」


困ったように顔をしかめる木葉柊。


そんな顔されたらワガママ言えなくなるじゃん…


『うっううん!並ばなくていいよ。
違うとこ行こ?』


「…………」


焦って言うと木葉柊に見つめられた。
その綺麗な茶色い瞳に吸い込まれそうになる。


「よし。
並ぶぞ」


『…へ?』


< 83 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop