ココロノオト

「35・・・だったよ。」
大介を睨みながら言う。
どう?この気分は。いつもあんまりご飯を貰えない私を知ってるもんね、大介。

「軽っ!俺42だったしー・・・」
大介は苦笑いしながら言う。
「いいね。おいしいご飯お腹いっぱい食べれて。私の夜ご飯は今日も給食のパンなのに・・・。」

大介は言う言葉が見つからないようで、周りの男子もあたしを驚いた顔で見ていた。

「毎日、ご飯が給食のパンで太れたらすごいよね。」
最後に嫌味を言って大介から離れた。
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