ココロノオト
「・・・何被害者ぶってんの?人殺し。」
人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し
ヒトゴロシ?
私はヒトゴロシなの?
「もういい!大介なんか・・・あんたなんか死ねばいいのに!」
私は走って教室に向かった。
真鈴が追い掛けてくる。
「ちょっ・・・心音!」
「もういやだ!」
そう言って1番近くにあった椅子を持ち上げ、窓に投げた。
音を立てて割れるガラスを見て私は微笑んだ。
落ちた破片を一つ拾い、握りしめた。
「心音っ!やめな!」
そんな真鈴の声も無視して左手首へと向ける。
ドンッ―――