ココロノオト

大介の優しすぎる言葉に涙が出てきた。

「ごめっ・・・ごめん大介。今は一人で泣きたい。」


そう言って、トイレに行った。
個室に入って泣いていると、誰かがきた。

「ただの妹のくせに調子のんないで〜。マジきもいから。」
「そうだよ。人の彼氏とるつもり?無理無理。あんたなんかじゃ。」
「第一、あんた性格悪いよ?」



そして、扉の上から大量の水が降ってきた。
南と・・・その友達の声がする。

でも反抗なんてする気にならず余計に気持ちが沈んでいく。
何度も何度も水を掛けられ、濡れてない所がないくらいびしょ濡れになっていた。
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