ココロノオト

あの手紙から一週間、私と大介の距離は近くなった。

一緒に登校して、大介の部活が終わるまで待ってから一緒に帰る。

この一週間は、体育祭の練習なんかで大変だった。真鈴はやる気0で、仮病を使っていつも見学してるし。



ところで、大介と南は別れたけど、まだしつこいらしい・・・。

それに、父親が家に居る時は絶対、真鈴の家に泊まって夜遊び。
街に出て遊んだり、知らないおじさんに声掛けられたら着いてってお金もらったり。

真鈴と居るとすごく楽しくて毎日がキラキラしていた。



家に居ても笑顔で溢れていた。
大介の部屋で何気ない話をしたりするのが楽しい。
夜は、大介のベッドで一緒に寝てる。

でもまだ、
『付き合おう』
っていう告白はされてない、曖昧な関係のまま。
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