ココロノオト
家に帰ると、アイツがいた。
父親が・・・
顔も合わせたくない。
大介が居るにも関わらず、私に殴りかかってきた。
私は隙を見て逃げだし、自分の部屋に行って、自分の大切な物全部、持てるだけ持って、玄関まで走った。
すると父親が来た。
「おい心音!どこに行くんだ!!」
「あんたが居る家なんて出て行ってやる!!」
「ちょっと心音!!」
大介も来た。
「大介・・・バイバイ。」
そう言って家を出た。
もちろん行き先は真鈴の家。
大丈夫。捜索願いなんて絶対に出さないはずだから。
だって、私が見つかったら父親がしてきた事も警察にばれるかもしれない。