セピア
毒素抜きの親友
学年が変わって授業も本格的に始まった。
50分ってこんなに長かった?
久しぶりの授業は長くて眠くてたまらない。ノートに書いた字を見ると、自分の字じゃないような気がする。いかに春休み机に向かっていなかったか、自分に呆れてしまう。
・・・もう、限界。寝る。
今にも頭が落ちそうになったとき、授業終了のチャイムが鳴った。だるさたっぷりだった教室は一気に息を吹き返す。
「おいおい、さっきとはえらい違いじゃないか?」
担任のガッキーこと垣原が苦笑いで教科書をしまう。ガッキーが担任とは運がいいと思う。
高1のとき、ガッキーが担任だったクラスは活気があって、友人からの話でも遠目に見ても楽しそうだったから、実はとても嬉しかったりする。
「まぁ、今日は久しぶりの授業だから多めに見るけど、明後日の授業では全員訳と問題当てるからな!」
ええっというブーイングを聞き、ガッキーは満足そうに教室を後にした。
今までガッキーの英語の授業を受けてなかった私は、当てることに驚きはしたが、それほど英語に苦手意識をもっていないので、やるなガッキーとしか思わなかった。
でも、苦手な人にとってはそうもいかないらしい。
50分ってこんなに長かった?
久しぶりの授業は長くて眠くてたまらない。ノートに書いた字を見ると、自分の字じゃないような気がする。いかに春休み机に向かっていなかったか、自分に呆れてしまう。
・・・もう、限界。寝る。
今にも頭が落ちそうになったとき、授業終了のチャイムが鳴った。だるさたっぷりだった教室は一気に息を吹き返す。
「おいおい、さっきとはえらい違いじゃないか?」
担任のガッキーこと垣原が苦笑いで教科書をしまう。ガッキーが担任とは運がいいと思う。
高1のとき、ガッキーが担任だったクラスは活気があって、友人からの話でも遠目に見ても楽しそうだったから、実はとても嬉しかったりする。
「まぁ、今日は久しぶりの授業だから多めに見るけど、明後日の授業では全員訳と問題当てるからな!」
ええっというブーイングを聞き、ガッキーは満足そうに教室を後にした。
今までガッキーの英語の授業を受けてなかった私は、当てることに驚きはしたが、それほど英語に苦手意識をもっていないので、やるなガッキーとしか思わなかった。
でも、苦手な人にとってはそうもいかないらしい。