スパイ☆高校生
☆迷える2人
「…ねぇ!」
「あぁ?」
「さっきから、
どこ向かってるの?」
「そりゃ…教室だろ!」
「それは分かってるよ!
でも方向分かんないでしょ!?」
「…いつか着くだろ!」
「はぁ…」
アタシは足を止めた。
アタシたちは自分の
居場所すら分からない状態で
いつの間にか教室より
出口を探していた。
「何で、こんな日に
迷子になるのよぉ~!!
よりによってコイツとぉ!!」
アタシはうずくまって叫んだ。