俺様王子☆年下カレシ
誘惑6
帰り、またいつもの所で一歩を待っていた


やっぱり私が先だぁ


…中学の方が早く終わるハズなのに、私がいつも待たされる


一歩が先に来てた事は、ない


太久に会いにうち来る時は、いつも一番乗りなのに


何か面白くない


しばらくすると、一歩が何食わぬ顔で坂を下りてきた


「メール」


私の目の前に来るなり、いきなりそう言う


「え?メールがどうかした?」


「返事返せよなー。怒ってんのかと思うじゃん」
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