俺様王子☆年下カレシ
花火2
私たちは、一歩のお父さんが仕事で使うために借りてるっていう、マンションの下までやってきていた


「うわ…すごいマンション。ホテルみたいだね」


入口には大きな回転扉。下にはロビーがあり、コンシェルジュのような人が数人立っている


「ハハッ、だってホテルだし」


一歩は驚く私を見て、そう言った


「え、そーなの?」


「そ。ここの一室借り切ってんの。頼めば勝手に掃除してくれるし、メンテナンス要らずだし


ホテルつったら、鈴に余計身構えられそ~だったから」
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