俺様王子☆年下カレシ
「おっしゃー!やったぁ」


喜び勇んで太久が立ち上がる


そりゃ・・・一匹位すくえないと。ちょっと情けなくない?


「は~い、時間でぇす」


金魚すくいの所にいる、金髪のお姉さんがみんなから桶と網を受け取った


3人は立ち上がり、金魚を受け取る事もなく、そのまま屋台を離れようとしていた


「金魚、もらわないの?」


不思議そうに聞く私に、一歩はサチと太久を見る


「だって、もらっても困るしなぁ。とりあえず時間決めて遊ばせてもらった。サチさんは5匹、オレは7匹、太久は1匹」
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