俺様王子☆年下カレシ
花火の手前に見える、窓辺では太久とサチの距離がさっきより縮まってる気がした


サチは時折、太久の横顔を見ながら微笑んでる


すごく近い距離で並ぶ二人の無防備な手は、今にも触れ合いそうに見えた


「本当だぁ、良かった」


今日二人をここに連れて来て良かった。新たなカップル誕生?


「もーすぐラストだな」


一歩がそういうと、たくさんの色とりどりの花火が一気に打ち上げられた


「うわ~!すごい!すごい綺麗だね!」


興奮して思わず一歩の方を振り返る
< 355 / 425 >

この作品をシェア

pagetop