俺様王子☆年下カレシ
その瞬間、真横に顔があった事を思い出した


その時にはもう遅くて、一歩の鼻に私の唇が当たってしまう


「あ…ごめん。は…鼻にキスしちゃった」


恥ずかし~、ラストでこんな盛り上がってる時に、何ドジな事やってんだろ

一歩は私の鼻をちょんと押しながら、やんわり微笑む


「鈴、すぐ謝るよな。全然悪くねぇのに」


「だって花火最後だし、いい所で邪魔しちゃったかなって…」


「花火はぁ、また来年も見れるじゃん。オレはむしろ鈴ともっとキスしてたいけど」
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