俺様王子☆年下カレシ
あぁ…どうしよ


このボタン壊れてるのかな


一歩と来た時に、お客様のプライバシーを…とか云々言ってたけど、呼んでも来ないんじゃあ意味がない


もう一回、店員さん呼び出しボタン押すかぁ


そう思ってパネルに手を伸ばした時、暖簾の向こうに人が通るのが見えた


私は考える間もなく部屋を飛び出した


「すみません!店員さん呼んでるんですけど誰も来なくって…」


「えぇっ!?」


私の声に合わせ、素っ頓狂な声を上げる女の子


突然声をかけたからか、目を見開き、かなり驚いている様子


服装が店の人と一緒だから、きっと店員さんだと思う
< 371 / 425 >

この作品をシェア

pagetop