俺様王子☆年下カレシ
エレベーターが1階に着くまでが、とても長く感じた


あの文章だけでは何の確証もないけど…あれは、きっと万里さんじゃない


一歩のお母さんが、書いてくれたんだよね!?


じゃあ、私は万里さんの心を少しでも動かせたって事かな…


やっぱり、直接会う事はできないんだね。でも、それでもいい。あの一言が、これからの一歩の大きな力になるんだとしたら…


チンという音と共に、エレベーターの扉が静かに開く


ロビーにはやっぱり一歩の姿はなかった


どこまで行ったんだろ。きっとあの愛さんて人を追いかけて行ったんだよね?
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