俺様王子☆年下カレシ
玉ちゃん愛想いいし、子供っぽいままだし、いつも優しいから…


「あぁもうっ!いいよ、私行って来るっ、サチの行きそうな所は私の方が分かるし…太久はここにいて?」


「…」


私たちのやりとりを一歩がじっと見ていた


他の二人は何の深刻さもなく、キッチンでじゃれあってるのか、楽しそうな笑い声が時折聞こえる


「…あ、帰って来たんじゃね?」


一歩がボソッと言う


帰って来た?私には何も聞こえないけど…


そう思った途端、玄関の扉がガチャッと開いた
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